先輩保育士たちの指示が違う保育園!借り上げ社宅制度終了の噂で上京して転職を決意

東京都北区の認可保育園で働いてる派遣保育士として働いてる5年目の保育士です。

私は以前、実家で暮らしながら、島根県雲南市の保育園で主にフリー保育士として勤務していました。

私が働いていた保育園のフリー保育士は、0歳から5歳クラスまで日によって入るクラスが違います。

まだ寝返りもしない子からしっかりお話ができるようになって責任感もある5歳児まで、たくさんの子どもたちを過ごすのはとても楽しかったです。

しかし毎日ちがうクラスを転々とするのは、時にキツイ思いをすることがありました。

一番ストレスになっていたのは、やはり人間関係でした。

0〜2歳クラスはどの保育園でも複数担任だと思います。

みんなが仲良く、同じ目標に向かって頑張りたいところですが、人が多いぶんすれ違いが起こることもしばしば。

そしてそんな中にフリーで入るのは、担任の先生とはまた違った大変さがありました。

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フリー保育士の大変は先輩保育士との人間関係

例えば一人の先生から「〇〇に気をつけて子どもたちを見守ってください」と言われ、それに従っていると他の先生から「今は△△を見てください」と言われることがありました。

正直「どっちなの?」と思います。そんな時にたまたま通りがかった主任からさらに全然違う指摘をされると、もう「どうすればいいの?!」状態です。

こういったことはフリー保育士だけでなく、比較的若い担任の先生にもよく起こるのではないでしょうか。

去年まで私は1歳児クラスのフリー保育士として働いていました。

そのクラスは主担任が30代後半の先生、副担任が20代後半の先生と私の3人で保育にあたっていたのですが、毎日あべこべの指示が飛び回り大パニック状態でした。

指示が違う二人の先輩保育士にイライラ

ベテラン保育士の主担任と、中堅保育士の副担任に挟まれながら、新人の私は毎日不安な気持ちと、イライラする毎日してしていました。

上二人の先生から微妙に違うことをあれこれ言われると、パニックになってしまうので、指示が出る度にドキドキしてしまい1日落ち着いて作業ができません。

別の指示を出された時には

「主担任からこう言われてます」「副担任はこう言われました」というのですが、きまって「いいからこうして」と指示が上書きされます。

この指示の上書きが2度3度行われる日もあるので正直しんどかったです。

主任に相談しても解決しない三角関係

毎日行われる指示の上書き競争がつらくて、主任に相談することにしたのですが、結果は何も解決せず。

主任主催の4者会議では主担任も副担任も「そんなことありません」の連続。

それどころか「主担任(副担任)にいつも助けられてます」「3人の連携でうまくいっている」という肌寒いくらいの褒め合い。

その姿は笑顔で話しながら机の下で足を蹴りある女子高のマウント合戦にそっくりでした。

保育園の少なさが転職の意思を削ぐ

私の住んでいた頃、雲南市は人口も保育園も少ないこともあって、正社員保育士の募集はほぼ選択肢がない状態でした。

正社員の募集をしていても、友人が働いていたり、よくない噂を聞いたりと言った感じ。

どうせ似たような状況で働くのであれば、転職するだけめんどくさいと思い、転職してみようという気持ちも、考えもほとんどありませんでした。

保育園の選択肢が地方では、相性がよい保育園と巡り合えれば良いのですが、私の様に保育園にいきたくない、仕事と休みたいと思った場合は「人生終わった状態」だと思います。

引っ越しの必要性が転職を決意させた

毎日イヤイヤ保育園に行く日々を過ごしていたのですが、家を出たくなる状況が発生しました。

それは兄の結婚。

3歳上の兄が結婚する事が決まり、未来の義姉が実家にお嫁に来ることになったんです。

未来の義姉からは一緒に暮らせる事を楽しみにしていると言われたものの、家族からは「そろそろ一人暮らししたら?」などあからさまに実家から出ていけという空気感になりました。

保育園にも実家にも居場所がなくなって、心がしんどくなっていた私は、どこか遠くへ行きたいとネガティブな気持ちになっていたのですが、ある時「どうせなら本当に遠くに行ってみようかな」と思って雲南市以外の求人を見てみることにしました。

そしてたら、保育園の求人があるある!

島根はもとより、広島、兵庫、大阪に山ほど求人があるじゃありませんか!

求人を探しているうちに、どうせならもっといい給料、もっといい労働環境で働きたいと思うようになり黙々と転職先を調べていきました。

長く保育士をやる事を考えて転職先は東京だった

転職する事を決めると、保育園でのあべこべ指示も気にならなくなりました。

転職先も決まっていないのに「この人たちとのやりとりも、もう少しで終わりか…」なんて思うとストレスなんか感じませんでした。

私が転職で1番気にしたのは、選択できる保育園の多さでした。

保育士という職業にとって、人間関係のトラブルは職業病の様なものだと感じていたので、転職した先の保育園が最悪だった時にすぐにまた転職できる状況が絶対条件でした。

もちろん、月収や家賃補助も外せません。

最終的な候補地として残ったのは「福岡」「大阪」「東京」の3エリアでした。

どこも保育園は多く、給料も当時の保育園より高くなる確率が高い印象。

しかし、考えたのは「保育業界の将来への不安」でした。

正社員にしてもパートにしても、40年は働く可能性がある事を考えた時に少子化が加速する、いわゆる2030年問題はとても悩ましい問題です。

色々と調べた結果、少子化により保育業界は縮小するものの、東京の保育園は大きく減りにくいという事がわかり、転職先は「東京」にきまりました。

借り上げ社宅制度終了の噂で転職活動開始

東京に上京する事を決めたあとは、トントン拍子に転職活動が進みました。

良さそうな転職エージェントをインターネットで探して登録。

休みの日に電話で希望条件を話して、相性が良さそうだと思った転職エージェントを選んで、本格的に保育園探しを開始すると2か月かかからないで3社内定を貰う事ができました。

転職活動は楽しかったのですが、私が転職を急いだ理由は「借り上げ社宅制度終了」の噂があったからです。

実際に、私が転職活動をはじめた時に、一部地域の借り上げ社宅制度による補助金が減ったので、情勢からの補助金もいつまで続くかわからない、と思ったからです。

結果として、借り上げ社宅制度が終了しても5年間は家賃補助が貰えるという条件の保育園に転職がきましり、年収もアップして、今は東京都北区で元気に保育士をやっています。

もし、いつか東京で働きたいと思っている方がいたら「借り上げ社宅制度」が残っている今がチャンスかもしれませんよ。

保育士におすすめの転職エージェント

私は転職活動が楽しかったので全部で7社の転職エージェントに登録しました。

求人を押し付けてくるコーディネーターがいたり、紹介される保育園が被っているパターンが多かったので、ちゃんと話を聞いてくれた「保育メトロ」という転職エージェントに一任して転職をすすめました。

上京する保育士を専門に扱っている転職エージェントという事もあって、引っ越し費用も掛からずに東京で暮らせるようになりました。

東京でひとり暮らしを始めるにあたって、引っ越す地域のアドバイスは本当に助かりました。

地方に住んでる保育士さんが東京や神奈川で働きたいと考えているなら「保育メトロ」に一度相談すると、具体的な生活や保育園の情報を教えてくれますよ。

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