私は大阪の認可外保育園で働いている3年目の保育士です。
出産をきっかけに勉強を始めて、保育士免許を取得したのでキャリアは浅いけれど自分の子育て経験を活かしながら頑張っています。
ママ保育士としてデビューした私がはじめて働いた保育園で体験した、リアルに「うっせぇわ！」ってブチ切れた話です。
絵本の継母そっくりな主任保育士に本気の「うっせぇわ！」
私は子育て経験があったので、子どもの寝かしつけやおむつ替えは慣れていました。
でも保育士1年目という事もあり、育児と保育の違いに戸惑う毎日でしたが、一番戸惑っていたのは主任の先生の態度でした。
当時の主任の先生は、子どもたちのしつけにとても厳しくて素人目に見ても度が過ぎていると感じていました。
特に４歳以上の子どもたちに対しては、まるで絵本に出てくる「いじわるな継母」のように甘やかすことを許さない先生でした。
子ども達を甘えかさない、保育士に対して厳しい、保護者や園長にはいつもニコニコしてるところがまるっきり悪役のそれって感じです。
中でもかわいそうだったのが自傷行為をする4歳の男の子でした。
何時間もお母さんと離れてる寂しさから指をかんだり、時には頭を壁に何回もぶつけたりするほど心が不安定な時もありました。
その男の子に対して主任の先生はいつも大きな声で「これはダメ」「それもダメ」と否定の言葉を浴浴びせる日々でした。
ある日、男の子が主任の先生がいないのを見計らって、甘えてきたので優しく抱きしめてあげたり、抱っこしてあげていると赤ちゃんみたいに甘えてウトウトし始めました。
お！このまま寝れるかな？と思った、まさにその時！
継母主任が「なに甘やかしてるの！」と怒鳴って保育室に入ってきたんです。
「もう4歳なんだから、赤ちゃんみたいで恥ずかしいでしょ！」とぎゃーぎゃー喚き散らしながら、無理やり男の子を引きはがしにかかってきたので
つい頭にきて「いい加減にしてください！」と私も大きな声で反論してしまいました。
可愛そうだと思いながらも他の保育士先生といっしょで、強く意見を言えない自分にも腹がたっていたし、何より子どもが主任先生を怖がって必死に抱きついてくる男の子に母性大爆発って感じでした。
こうなったら絶対にこの子を守ってやると腹をくくり、保育士ではなく1人の母親として思う存分戦いました。
この騒動がきっかけで主任の先生の横暴な態度が園長の耳にも入り、態度を改めることになりましたが私は男の子の卒園する姿を見送った後に退職しました。
なんとなく居心地がわるくたっちゃったので(笑)
今となっては悪い事は悪いとはっきり言える肝っ玉保育士として成長できた、いい経験だと思ってます。
でも、やっぱり子どもが笑顔でいられる保育園で働いてる方がずっといいと思ってるので転職して良かったと思ってます。
理不尽にキツイ保育を見ていた時の自分に伝えたい事
ベテラン先生が言うのだから、保育は甘やかしてはいけないのかもしれない。
でもね、自分の子どもや友達の子たちを見てみると4歳5歳さんてまだまだ甘えん坊だよね？だっこして安心して眠れるんだったらしてだっこしてあげたらいいよ。
だって20歳になれば皆、1人で安心して寝れるようになるんだから(笑)
わがままを容認しているわけでじゃないよ。厳しさも大事。
でも、子どもが心から求めているのは安心と安らぎだと思うから、保育士は保育園のお母さんでいいと思う。
本当のお母さんと離れてても安心して子どもらしく過ごせるよう頑張るのが保育士の仕事だから、あなたは間違っていない。
あなたのような保育士に救われる子どもたちはたくさんいるはず。
いろんな保育に関する考え方があるけど、あなたはあなたらしく、自分の保育を貫いてね。
保育士をやっていて不満に思う事を思うがままにお書きください
私が保育で不満に思ってる事
保育方針が違うベテラン先生がいると、みんなその先生のやり方に従っていて、ことあるごとに悶々としてしまうことです。
自分が良いと思う保育ができないのは、保育士としてかなりストレスです。なんのために保育士になったんだろうと思います。
同じ不満を抱えてる保育士さんにアドバイス
保育方針が違ってストレスを感じている保育士さんはかなり多いと思われます。
怖いのは、妥協して働き続けるとだんだん違和感を感じなくなり、そこの園のカラーに染まってしまいう事。
自分でおかしいと思ったら勇気を出して言葉に出してみて！
それでもだめならその保育園を辞めたほうが、あなたの保育キャリアのためにいいかもです。
この話をしてくれた保育士さん
園長と保護者にだけいい顔する主任は嫌い さん
手づかみ食べで顔中お米だらけになってる子どもに癒されます。
電車に乗ってる時に頭の中で、目の前の人が主演の昼ドラを想像するだけで嫌なことを忘れられます。
利用した転職エージェント
ママ専門の転職エージェントという事で利用しました。
産後に正社員を紹介してくれる転職エージェントがなかなか見つけられなかったのですが、さすが専門に紹介してる会社って感じでかゆい所に手が届く感じでした。
