毎日の保育の中では、思い切り外で遊びたくても、雨の影響で園庭が使えない日、公園にいく事ができない、そんな日もありますよね。
室内での保育が続くと、ブロックや絵本に飽きて園児も保育士もイライラなんてことありませんか?
今回はそんな日でも室内で手軽にできる、水を使った室内遊びを紹介したいと思います。
工夫次第で乳児、幼児問わず使えますよ。
用意する物
- 水分をよく吸収する紙(コーヒーフィルター、障子紙など)
- 水性ペン(持ち手が太めだと乳児でも楽しめます)
- 霧吹きスプレー
- 水
- ウェットティッシュ、濡れ雑巾など拭き取れるもの
- 新聞紙→机や床に敷く用
- テープ(新聞紙の接着用)
どれも100円ショップやスーパーなどで手軽に手に入るものですよ!
新聞紙がなければレジャー用シートや水分を弾くテーブル用クロスでも可能です。
水性ペンのにじみ絵作りの進め方
室内で水を使うので、新聞紙の他に、タオルを用意しておくのがおすすめです。
直前準備
- 机の上に新聞紙を敷き、テープなどで止めます
- 水性ペンは黒色や茶色など混ざると濁る色味は予め除けておきます
- 水を掛ける場所に新聞紙を敷く※描く場所、水を吹きかける場所を分けておくことで複数の人数で楽しめます。
- 完成したものを乾かす場所にも新聞紙を敷く
ポイント
直前準備でしっかり新聞紙やシートを敷いておきましょう。
終了後の片付けがかなり楽になり次の活動へスムーズに移行ができますよ。
実践と各ポイント
ペンをうまく扱えない乳児の場合、保育士が絵を書いて霧吹きをかけるを見せるだけでも楽しめますよ。
霧吹きで水をかけるとこんな感じで、にじんできます。
完成してみると、予想よりいい仕上がりな事が多いです。
アートなデザインは子どもの感性の証?
- 用意した紙に各々好きに描いていきます。※乳児の場合ペンを口に含んだり、顔や衣服に描く可能性があるので必ずそばについて行いましょう。
- 完成したものに名前を書き入れてあげます。
- 水を吹きかける場所で、紙が十分に水を含むほど吹きかけていきます。※乳児の場合霧吹きはひとりの力では難しいと思いますので、手を添えて一緒に行いましょう。
- 十分に楽しんだ後はペンが付いた手を洗いましょう。※月齢が小さい子どもはペンがついた手で色々な場所に触れたりしやすいので必ず最後まで一緒に行ってあげてください。
- あとは乾くまで待ちます(およそ翌日には乾いているでしょう)
ポイント
きちんとした絵じゃなくて大丈夫です!最後にじわ〜っと滲ませるので点や線でも十分綺麗になります。※あくまで遊びなので、自由に好きなだけ描かせてあげてくださいね。
ポイント
ペンが滲んでいく様子をゆっくりと見て楽しんでみましょう。
注意点
- 使用するペンがにじむのか、実践する前に必ずテストをしておきましょう。
- 棒状のものを使用するため、園児同士の距離を離しましょう。(怪我や事故防止)
- ペンの蓋の管理を徹底しておきましょう。特に乳児では誤飲などの危険性があるので蓋は預かるか、ペン先に付けてからペンを渡すようにしましょう。
アレンジ編
完成した作品をアレンジすると、素敵な季節の製作にも変身します。
保護者や他クラスからも「きれい!」と喜んでもらえるかもしれませんよ。
アレンジ例
- 切り取ってアイスクリームに
- 七夕やおひなさまの衣服部分に
- 紐をつけて七夕飾りに
- 紙コップに貼り付けて紐や鈴を通すと風鈴に
その他にもアレンジ方法はたくさんあります。
是非オリジナルのアレンジ方法を見つけてみてください。
■番外編
今回は水性ペンを使用した場合の説明をしてきましたが、もちろん絵の具でも可能です。
難易度が上がりますがペンとは違ったにじみ方をするので、特に幼児さんにおすすめです!※絵の具の場合は先に水で紙を濡らしてから色を落としていきます。
絵の具の場合の準備物
- 紙
- 絵の具(水でとかしてあるもの)
- 絵の具を入れる容器
- 筆をすすぐ容器
- 筆
- 霧吹きスプレー
- 新聞