インフルエンザで休めない保育園!私の時代には…が口癖の老害園長

保育士 イライラ

埼玉県で保育士として勤務しています。
保育士になって3年目です。

私は保育士の専門学校を卒業しましたが、就職難で保育園に勤めることができませんでした。

1年ほど飲食店で社員として働きながら、あきらめきれずに保育園の求人を探していたところ、タイミングよく求人を見つけ応募しました。

面接で話を聞くと、かなり人手が足りないようで、すぐにでも来て欲しいと即採用をもらいました。

実は面接で最初に対応してくれた保育士さんが疲れた様子で気になったのですが、とにかく保育士になりたかった私はそちらに入職することにしました。

その判断を後悔したのはその半年後の事です。

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保育士1週間で副担任!募る不信感と人手不足

入職してすぐは、園長先生はじめ先輩方から歓迎され、基本的なことから優しく教えていただきました。

定時になれば帰るよう声をかけてくれ、家で休む時間もあって、毎日が楽しかったです。

それが1週間もすると後片付けの当番に組み込まれ、定時で帰れることは少なくなっていきました。

さすがにクラスの担任をすることはありませんでしたが、副担任のような感じで年長さんクラスの手伝いをしました。

正直、まだ1ヶ月も立たないうちにそんな責任のある仕事をするようになるとは思わず、本当に人が足りないのだなと不安になりました。

その時の年長クラスの担任の先生が「人が足りないから大変だよね」とよくため息交じりに言っていたのを今でもよく覚えています。

もちろん、人手不足というだけでブラック企業とは思いませんが、良い企業なら残る職員をねぎらったりして大切にするものではないでしょうか?

しかし、この保育園は程遠いものでした…

インフルエンザを隠して出勤させつ保育園

入職して半年後、私はクラスの担任を任されるようになりました。

そのクラスの子供たちからインフルエンザをうつされてしまった時のことです。

予防接種を打っていたのでそこまで症状はひどくなかったのですが、微熱があり身体もだるくとても仕事が出来る状態でないため休みをもらおうとしました。

しかし、園長は許可してくれませんでした。

恐ろしいことに、マスクをしてインフルエンザになったことは隠して出勤するように言われてしまいました。

以前から職員が足りず、一人でも欠けてしまうと上手く園が回らないからと言うのが理由でした。

「私が若い頃は熱があっても何でも、這ってでも出勤したものだ」とまで言ったのです。

本当につらい思いをして仕事を乗り切りましたが、保護者や子供たちに隠すことへの申し訳ない気持ちと、職員を大切にしてくれない園長に心の底から怒りを覚えました。

子供たちにうつすことなくつらい状態を乗り越える事は出来ましたが、この事をきっかけに園長に対してとても不信感を持つようになったのです。

もし、子供たちにうつしてしまっていたら、保護者にどう説明するつもりだったのか、職員が勝手にやったことで気づきませんでしたとでも言い逃れるつもりだったのでしょうか?

増える持ち帰りと定着しない保育士

私が働いていた2年の間に、先輩が一人体調不良で辞め、その後新しい人が入ったものの半年ももたずに辞めました。

私も辞めようとは思っていましたが、人が足りないことと、園長は嫌いでも先輩たちにはなるべく迷惑を掛けたくなかったため新しい人が入って落ち着くのを待っていたのです。

私が辞めるまで1年半かかりましたが、その間にも園長のブラックな方針は変わりませんでした。

みなさんもお分かりの通り、保育士は子供たちと遊ぶだけが仕事ではありません。

毎朝の準備から、後片付けや掃除までありますし、保護者とのやりとり、行事の準備など一日の勤務時間ではやりきれないことがたくさんあります。

この保育園では、家でやれることは持ち帰り残業時間を減らす(減らしたように見せかける)ことがずっと続けられていました。

私も不満に思いながらも他の先輩方もやっていることだからと仕方なく従いました。

そんなことを続けていると家で休める時間も減り、持ち帰り仕事をしながら寝てしまうことも珍しくありませんでした。

気づいたら明け方で大慌て、なんてことも何度かありました。

そして、一度だけその流れで寝坊をしてしまい、遅刻をしたことがあります。この時に園長からお説教をされた時のことは忘れられません。

クラスの子どもたちに配るお遊戯会のしおりを夜遅くまで家で作っていて寝坊してしまった、と説明して謝罪したのですが、園長は「理由はどうあれ遅刻は遅刻!言い訳するな。限られた時間でうまくやるのも仕事の能力のひとつだ」と怒りました。

そもそもそんな仕事のやり方をさせているのは園長自身なのに、そんな言い方はないと思いました。たしかに寝坊した自分が悪いとは思いますが、ねぎらいの言葉ひとつかけられないとは…

その一件ですっかり嫌気がさしてしまった私は、間もなく転職活動を始めたのでした。

初めての転職で不安も多かったため、ネットでいくつかの転職支援サービスに登録して求人を探しました。

引っ越さないで転職したかったので、埼玉県内で通える距離でさがしたところ、思った以上の件数がヒットしましたが、一度ブラックな環境で働いてしまうとどの求人も疑わしく思えてしまいます。

保育士におすすめの転職エージェント

私が転職の時に利用したのは、コンサルタントが転職をサポートしてくれる「キララサポート」でした。

キララサポートは保育だけでなく、医療、福祉にも特化した人材紹介を行っている会社だそうで、まずそこに安心感がありました。

店舗が家から遠いこともあり、担当コンサルタントとはいまだに会えていませんが、登録してすぐに連絡をくれて、私の現状を親身になって聞いてくれました。保育業界ではブラックな環境も珍しくないそうですが、 「キララサポート」 では利用者と施設の間に入って条件の交渉や面接の設定など行ってくれるため、今回の私のような入職後のトラブルを防ぐことができそうでした。

正社員、派遣、紹介予定派遣、パートと選べる働き方がある中で、私が選んだのは紹介予定派遣です。最初の数ヶ月は派遣で働いて、私と施設側の双方が合意すれば正社員になるという働き方です。

今はまだその派遣の期間ですが、コンサルタントから紹介された保育園はとてもクリーンで働きやすいので、是非正社員として働きたいなと感じています。

この保育園で働けていることに日々感謝しているくらいです。

みなさんも保育士で転職を考えた時は、正社員に限らず探せるこのサポートを利用してみて欲しいです。

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