コネで入社させた本部にイライラ!園長は保育資格のない事務員

私は大阪の認可保育園で働いていた保育士歴14年の保育士です。

リーダーや主任を経験してきました。乳児より幼児を担当する方が好きです。

みなさんの保育士としての理想像はどんなものですか?

私にとっての理想像は、ずっと保育士をしていた母親です。

子どもの頃に母の働く保育園に通ってはいなかったのですが、毎日一生懸命に働く母の姿を見ているうちに自然と自分も保育の仕事に興味を持つようになりました。

「保育士は子どもたちの見本でなければならない」というのが母のポリシーで、私や弟のための産休・育休の時期以外はずっと働いて、計35年保育士をしていました。

先日、定年退職しましたが、「ボケ防止」と称して学童でパートをしている根っからの子ども好きです。

私にとって、母の保育士としての姿を見られるのは、年に数回ある保育園の行事を見に行った時でした。

母は子どもたち一人一人に目を配り、保護者とも楽しそうに会話していました。

何かトラブルがあればさっと駆け寄って、後輩保育士に指示を出している姿が格好良くて、誇らしかったのを覚えています。

そんな母にあこがれて保育士になった私ですが、実際に働いてみると母のような立派な保育士はなかなかいないのだと感じました。

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保育士は子ども達に見本になって欲しい!

私は同僚保育士に不満がたくさんありました。

保育士は子どもの見本となる存在だし、“保育士”という立場なのに近所のおばちゃんみたいに子どもと関わる姿に非常に腹が立ちました。

こんな保育士がいるから、保育士は日本の職業の中でも給料が安く、ただ子どものお世話をする人と思われるのだと思います。

おしゃべりが好きで噂話も好き。笑い方にも品がないし、時には園児の前で平気で下ネタを話す。

でもプライドはすごく高かったり、ひがみもすごい。嘘もつきます。

これではむしろ悪いお手本です。

子どもと接する人がこんなんだから自己肯定感が低い大人が多くなるのだと思います。

そんなの大げさだと思う人もいるかもしれませんが、保育士の仕事はそれくらい重要だと私は考えてます。

子供思いのベテラン保育士

幼少期は子どもにとってとても大切な時期です。

それまで家庭で両親や祖父母をお手本として育ってきた子たちが初めて集団生活になり、まわりの子どもたちや家族以外の大人、つまり私たち保育士とのコミュニケーションを通して様々なことを学習します。

その時期に見たことは場合によってはその子の人生に影響を与えるといっても過言ではないのです。

そのため、私たち保育士は子どもたちのお手本になれるように、少なくとも保育園にいる間はきちんとした大人でいるのが仕事だと思います。完璧である必要はありません。

欠点があっても、それをカバーする良さや子どもたちへの想いがあれば良いのです。

もちろん私が働く保育園にも尊敬できる立派な先生はいました。

子どもたちの前ではいつも笑顔で優しくて、物腰が柔らかいけれど芯のある人でした。

そして優しいだけではなく、子どもが何か間違ったことをしてしまった時はその子が分かるようにきちんと話して注意もできるので、子どもだけでなく保護者からも人気がありました。

私も新人の頃からお世話になり、その先生と一緒に働けて本当に良かったと今でも思っています。

保育資格のないコネ入社の事務員がまさかの園長!

その子ども想いのベテラン先生が、園長が定年退職で辞める時に次の園長になりたいと立候補しました。私たち職員も満場一致で賛成していたにもかかわらず、本部の人がそれを阻止したのです。

代わりに本部から園長として推薦されたのは、保育士資格もない事務のおばちゃんでした。

園長を任せるべき人が他にもいるのに、なぜ資格もなく、行政との連絡も仕事も全然できない事務のおばちゃんを園長にするのでしょうか。

私が抗議すると「やる気があるので」との返答。

勉強会でも子どもの発達等全然分かっていない発言をするし、クレーム対応もまともに処理が出来ない人なのに。
                      
しかし私たちの反対を無視して、本部は彼女を園長にしてしまいました。

後で後輩から聞いて分かったことですが、その事務員は本部の偉い人の親戚とかでそもそもコネ入社だったそうです。

そのことは園長と総務部長くらいしか知らず、今回の人事もその偉い人の圧力があってのことだったとのこと。

この件で職員みんなが会社に不信感を持ったのは言うまでもなく、私にそれを教えてくれた後輩も辞めたいと言っていました。

私はちょうど出産だったので年度途中で退職し、園長、ベテランも退職。保育園の運営は上手くいっているのか不安がいっぱいの状態でした。

私は退職してからも後輩とたまに連絡を取ることがあり、その度に無知な園長の起こす事件の話を耳にしました。

さすがに本部の人もまずいと思ったのか、同じ経営の保育園からベテラン保育士を異動させて副園長として園長のサポートを任せていると言います。

私も自分の子どもを預けられるようになり、パートですが保育士に復帰しました。

もちろん前の保育園には戻りませんでした。

何かあってもすぐお迎えに行けるように、自分の子どもの通う保育園の近くの保育士求人を見つけ、運良く入職できたのでした。

保育士におすすめの転職エージェント

ママキュー保育」は名前の通り、私のように子供がいる保育士さんにおすすめの求人サイトです。ママさん保育士にとって良い条件の求人を選んで掲載しているため、他のサイトよりは掲載件数が少ないのですが、その分安心して応募できる求人がそろっています。

求人以外にもママ向けのコラムもあるので、保育士に限らず、転職・復職に関する情報を得ることができますよ!

私も子どもがもう少し大きくなったら正社員の保育士に戻れたらいいなと考えているので、ブラウザのお気に入り登録はそのままです。

みなさんも自分のライフステージに合わせた働き方で、理想の保育士目指していきましょう!

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