絵本は1日何冊読むと効果的?保育士が説明する絵本の役割と保護者への説明

こんにちは

保育園の人事をやっているひよこりすウサギです。

保育園では育児中のお父さん、お母さんから「絵本」について質問を頂く事がけっこうあります。

「絵本は家庭で何冊持って置くべき?」「1日何冊の絵本を読むべき?」

そんな質問になんて答えたらいいかわからない保育士さんも少なくないのではないでしょうか。

この記事では新卒の保育士さん向けに、保護者からされがちな絵本に関する質問の回答と「保護者の気持ち」と「絵本の役割」について説明します。

最後まで読んでくれたら嬉しいです。

スポンサーリンク

保育士に質問する保護者の気持ち

保育園で働いている保育士さんは、保護者から多くの質問を受けてますよね。

忙しかったり、疲れているとつい「また質問ですか?」と思ってしまう事もあると思います。

でも、育児について保育士が保護者から質問されるのは信用されてる証!丁寧にわかりやすく、育児の指針を示せるとカッコいい所です。

しっかり勉強している保育士から見ると、今は好奇心や非認知能力をゆっくり育てるのが大切な時期だと理解できていても、保護者からすると「少しでも頭を良く育って欲しい」「早く言葉を覚えて欲しい」と焦る気持ちが強くなりがちです。

可愛い我が子の成長を願う気持ちと、育児に対する不安が保育士への質問となっている事を意識して質問に答えるように心がけましょう。

保護者が絵本について保育士に質問してくる理由

保護者は本やテレビ、インターネット、果てはおじいちゃんおばあちゃんから多くの育児情報を得ていますが「結局どれが本当?」と悩んでる人が多いようです。

中でも絵本については「1日7分読み聞かせるといい」「1日10冊読み聞かせるといい」「100冊は家に置いておくといい」など様々な情報が飛び交ってますが、これは高学歴の子どもを持つ方の子育て方法がメディアでたびたび取り上げられることや、学者さんがそういった本を出版されるが理由です。

絵本が子どもに与える効果

絵本を読み聞かせることで、子どもは社会生活に必要な情報や、家族や友達の大切さを学ぶだけでなく、まだ知らない世界の扉に触れることができます。

また、絵本を読み聞かせる家族にも様々な影響を与え、保護者として成長させる効果もあります。

絵本は子育ちをする上で「知識を与える」「好奇心を育てる」「保護者を育てる」といった効果があります。

保育士が保護者に説明する「絵本の役割」

絵本は子どもの成長に良い働きをする事は間違いありませんが、一番大切な役割は「子どもと保護者のコミュニケーション」にあります。

保護者が絵本を読み聞かせることで子どもに芽生える「好奇心」や「なんで?どうして?」という疑問を一緒に考えることで自分らしい成長を促す事ができます。

そう考えることができれば、「1日に何冊絵本を読むべきですか?」「1年で何冊絵本を買うべきですか?」という質問を保護者からされても、「大切なのは絵本を読み聞かせる数ではなく、その子にあった絵本の読み聞かせをしてあげることが大切ですよ」という回答ができると思います。

絵本が好きな子どもであれば毎日違う絵本を読んであげてもいいし、絵本よりも外で遊ぶことが好きであればお気に入りの1冊を長く読んであげるのも大切です。

未満児の間に1万冊読んだからといって子どもが勉強好きになるわけでも、活字が嫌いになるわけではない事を保護者に知って貰いましょう。

保護者から絵本について質問された時の保育士の回答まとめ

保護者が絵本の読み聞かせについて保育士に相談してくるのは「我が子の成長を願う気持ち」と「多すぎる育児情報への不安」からです。

育児中のママさんパパさんは知育に正しい答えを求め、保育士に「絵本を1日どのくらい読めばいいか」「家では何冊くらい絵本を買えばよいか」という質問をすることがあるので、絵本の読み聞かせで一番大切な役割は「子どもと保護者のコミュニケーション」であることを伝えましょう。

絵本の読み聞かせの役割を伝えた上で 、子どもが示す「好奇心」や「なんで?どうして?」といった疑問を一緒に考えて伸ばしていく事が知育に繋がる事を保護者に理解して貰いましょう。

タイトルとURLをコピーしました