神奈川県相模原市で1歳児の担任をしている5年目の保育士です。
私が育児中のお父さんお母さんにオススメする絵本は
「りんごくんがね・・」作: とよたかずひこ です。
身近にある食べ物や動物が出てくるのに加えて、わかりやすい擬音語が出てくるので、まだまだ絵本に慣れていない小さいお子さんにおすすめですよ。
「りんごくんがね・・」 のあらすじ
この絵本は、夜明け前、りんごの木から忍者の格好をしたりんご(りんごくん)がピョンと飛び降りたところから始まります。
りんごくんは、すたすたすたと急いではしっていきます。
そんな中、夜があけてしまいました。
そこにうさぎがぴょんぴょんと走ってきました。
りんごくんはうさぎに食べられてはたまらないとスピードを上げて逃げます。
スピードを上げていく忍者のりんごくん。
「なんの なんの とん とん とん と〜ん」と跳んで坂を下っていきますしかし、その先は崖になっていて落ちていくりんごくんはカラスに捕まります。
りんごくんは、カラスに食べられてはたまらないと思い、どうしようかと悩んでしまいます。
何かを閃いたりんごくんは、「しんぱい ごむよう!」と言い、忍者の洋服をスルスルと脱ぎます。
スルッと脱げると、カラスから脱出することに成功しました。
その後は、ボッチャーンと水が溜まっている中に落ちます。
ジャブジャブと体を洗い、持っていた刀で料理を始めるりんごくんは、うさぎりんごに変身してします。
うさぎりんごはぴょーんと飛んでストンとお弁当の中に入り込みます。
お弁当の中に入っていたお友達もりんごくんを待っていたようです。
りんごくんは、お弁当の中の友達と一緒に遠足に出発する話になっています。
「りんごくんがね…」のレビューと おすすめポイント
この絵本は1歳児から2歳児にオススメの絵本で、「おいしいともだち」シリーズの1つで、とよたかずひこさんの作品です。
とよたかずひこさんは、『ももんちゃん』シリーズや『でんしゃにのって』などがあり、とても有名な絵本作家さんなので気に入った時には他の作品も見てみるとイイと思います。
おすすめポイント①
「すたすた」という走る動きや「ストン」という入った時の音など擬音語や擬態語が多く用いられています。
擬音語・擬態語は1歳児など小さいお子さんにとってとても分かりやすく親しみやすい言葉になるので、興味が持てる絵本です。
スルッと忍者の格好を脱ぐ場面も子どもたちにとっては興味が湧くと思います。
おすすめポイント②
決まりセリフの「しんぱい ごむよう」が入っていることです。このセリフを覚えた子は、歌舞伎のように手を前にして言いながらやっている子もいます。その姿は可愛らしいですよ。
この2点からオススメの絵本となります。絵本の中にはウサギやカラスが出てくるので、食べられるかな?などと話しながら読み進めるのも楽しみの一つになると思いますよ。
りんごくんがね‥ (おいしいともだち)