福岡市で働いている、5年目の保育士です。
保育士も人間ですのでお仕事をするなら
- お給料
- 労働環境
- 福利厚生
これらを良い保育園で働きたいですよね。
でも、私が一番大切にしたいの保育指針です。
はじめて働いた保育園ではやりたい保育と全く違う保育指針で大失敗しました。
規則に縛られた保育園で気がついた私がやりたい保育
私は子どもの純粋な眼差しや、かわいい笑顔に魅せられて保育士を目指しました。
でも、日々の忙しさや園のルールで自分の想いをいつの間にか忘れていました。
念願の保育士デビューを果たし、やる気に満ちていた5年前のことです。
私は子どもたち一人一人の個性を尊重し、良いところをたくさん見つけてあげたいと思っていたんです。
ところが、そこの保育園では規律を重んじ、何をするにも厳しく接していたのです。
例えば、給食の時間、背筋を伸ばし、足をきちんとそろえて床につけるというのを徹底していました。
でも、3歳や4歳の子度たちにとって、固い規則や厳しいルールを守る事は難しく
すぐに足をブラブラしたり、お友達とおしゃべりしたりしてしまうのです。
そのたびに保育士は子どもたちをにらみつけ、足首を床に押さえつけるといったこと毎日毎日繰り返していました。
保育園によっては虐待行為ともとらえられるような規則の厳守は凄まじく、何度注意しても繰り返す子供には、食事を強制的に終わらせるといったこともありました。
子ども達も敏感にぴりついた空気を感じるので、暗く固い表情で給食を食べる子どもがほとんどで
本来楽しいはずの給食の時間も、そこの保育園では無言でご飯を食べる窮屈な時間でした。
食事中のマナーは大切ですし、ルールを守ることも大切ですが
ご飯て美味しいね、食べるって楽しいね
という事を知って欲しい!と思っていても、学校を卒業したての新卒保育士には
この保育は子どものためになりますか?
なんて強気な事を言える度胸もなければ
この保育は間違えている!
と確信を持てるほどの経験もありませんでした。
それでも、保育方針に違和感を覚える事は多く
お昼寝の時間は、絶対静かに寝ていないといけません。
という固い決まりがあり
子どもの気持ちやその場の状況は関係なく、子どもを寝かせる事が目的の午睡タイムです。
どうしても眠れない子どもの布団は遠くに追り、ちょっとでも起きようとすれば目で威嚇する
まるで童話に出てくるいじわるばあさんを見ているようでした。
寝なきゃと思えば思うほど、眠れなくなる子どもの姿が目に余り
ある日、どうしても眠れない子は絵本を読ませたり、絵を描かせたりすることはできないか主任に確認しました。
でも「昼寝の時間は寝るという決まりだから、決まりは守らせるべきです。」との一点張り
今だったら
「わけわからない事を言ってないで子どもの気持ちを考えて下さい!」
と言えるかもしれませんが、当時の私は
集団生活である以上、どんな時でもルールを守らせないといけないんだ
でも頭ごなしに強制するのではなく、もう少し子どもの気持ちに寄り添った対応ができないかな?
でも主任がいってる事だし・・・
と心の中で静かにモンモンとするのが精いっぱいで
主任の圧力にじりじり押され、気づけば私も子どもではなく主任が求める保育をするようになってしまいました。
働き出して半年が過ぎたころ、他の保育園で働いる先輩と会う機会があったので
私が抱えているモヤモヤした疑問や不安を全部ぶつけてみました。
そのとき、保育方針が合わないところは、すっぱり辞めたほうがいいとアドバイスされたのです。
- 「始めは違和感があっても、だんだんと麻痺してくるんよ。」
- 「ずっといると、その園のカラーに染まってしまうからね。」
- 「自分が保育にかける思いは、大切にしたほうがいいよ。」
普通に聞いたら当たり前の言葉なのに、当時の私には雷に打たれる程の衝撃を受けました。
主任の圧力に屈し
「規則は何があっても守らないといけない」
「主任が言ってる通りにやらなきゃいけない」
そんな思いで毎日働いているうちに
子ども達の純粋な眼差しも可愛い笑顔もないことに疑問を持たなくなっていたんです。
その後、私は勇気を出してガチガチの規則に対して控えめな反攻をしてみたものの、厳しい保育は改善されるわけもなく時間だけが過ぎていきました。
卒園式で子ども達とのお別れをしてから、私はたった1年でその園を退職しました。
今は自分が理想とする、子ども1人1人に寄り添える職場で多少のイライラと一緒に楽しく働いています。
毎日がバタバタしてる人は
保育士になりたかった頃に目指していた保育を思い出してみると
私みたいにハッとする体験をできるかも知れませんよ。
保育方針の違いで悩んでいたときの自分にアドバイス
必ずしもベテランだからと言って主任の考えが正しいわけじゃないよ。
躾と言っても、そこに優しさを忘れたらだめだよね。
あなたの想いは子どもたちに届いていたと思うよ!
つい、続けることに意味があると思って無理してたんだよね。
だけど先輩も言ってたように、自分が納得できないような経験は続けてもあまり意味がないよ。
なんのために保育士になったのか、初心に戻って考えよう!
おすすめ転職エージェント:保育ひろばの口コミ
先輩のアドバイスを聞いてすぐに登録したのは 「保育ひろば」 という転職エージェントです。
全国の保育園を紹介してると言われる転職エージェントは多いのですが
登録してみたら求人が少ない
というパターンが多かったのですが 「保育ひろば」 は福岡の求人も多く助かりました。
どうせならと思って入社お祝い金を貰える保育園限定で紹介して貰ったら
入社したら20万円貰える保育園があったので決めました。
福岡で転職を検討してる人にはおすすめの転職エージェントです。
保育士を目指した頃の初心を思いだした保育士さん
保護者対応が一番しんどい さん
私がやりがいを感じるのは子どもの笑顔をみれる時です。
特にはじめて何かにチャレンジする時の子ども達にキラキラ感は大好きです。
私のストレス解消は近所のキックボクシングでのサンドバック打ちです。
始めたばかりの頃はペチペチ叩いてるだけだったのですが
周りに響くくらいのいい音がでるとストレスが一気になくなります。